2015-01-01から1年間の記事一覧
「日本衣装絵巻 - 卑弥呼から篤姫の時代まで」展を記念して 神戸ファッション美術館とサンエムカラーのコラボイベントが現在開催されています! 日本の伝統衣装や技術、そして染織を、本を通して見つめる楽しい展示がされています。 会場はイベント主催者で…
本日は写真家の熊谷勝さんの作品「ハヤブサ」をご紹介します。 美しい野鳥の写真で知られる熊谷さんの今作の被写体はその名の通り、ハヤブサです。 幼いころからハヤブサの飛翔する姿に憧れを抱いた熊谷さんが、その迫力を写真におさめようと長年にわたりハ…
本日は神戸ファッション美術館の展覧会「日本衣装絵巻 - 卑弥呼から篤姫の時代まで」 および図録をご紹介します。 公益社団法人京都染織文化協会が所蔵し、京都・染織祭のために復元された、 古墳時代から江戸時代の数々の女性衣装を一堂に楽しむことができ…
展覧会のご紹介をさせていただきます。 生け花の常識にとらわれず、葉や花の自由自在な配置が刺激的で印象深い 杉田一弥さんの作品を、写真家の米田猛さんがとらえた写真展です。 以前サンエムカラーで杉田さんの作品集も印刷させていただきましたが、 植物…
日本画五山と称される東山魁夷、杉山寧、髙山辰雄、加山又造、平山郁夫の作品を一度に鑑賞できる展覧会 『髙山辰雄「聖家族」と日本画五山展』をご紹介します。 1976年の銅版画16点と1993年に発表した日本画26点からなる髙山辰雄の「聖家族」シリーズが 吉野…
本日は国立美術館コレクションによる展覧会「No Museum No Life? ― これからの美術館事典」と その図録をご紹介します。こちらの展覧会は美術館そのものをテーマにしており、多様な画法や時代にわたる作品が集結しています。美術館の機能や着想、美術館を取…
南禅寺天授庵に収蔵され、32面にもおよぶ長谷川等伯の襖絵を約6年がかりで記録撮影・造形研究されてきた東京藝術大学の須賀みほ先生の研究成果を収録した書籍「等伯の説話画 南禅寺天授庵の襖絵」を 今年の4月、弊社ブログにてご紹介しました。 今回は光栄な…
今日は三木みどりさんの画集をご紹介します。 三木さんは、ご自身の思い描かれる「かわいい」をテーマに作品を造られるアーティストです。 ピンク色のチョコレート、ポップコーン、アイスクリームなどのフェイク菓子を空間の中にダイナミックに配置し、 三木…
毎年恒例の源氏物語カレンダー2016年版が新しい絵柄でできあがりました。 源氏物語の場面を描いた近藤洋一さんの日本画に、光を美しく反射するデフラサーモ©加工が施され、華やかで趣のあるカレンダーに仕上がりました。 デフラサーモ©加工とは、箔メーカー…
今日は大口勝弘さんの写真集「MIZO」をご紹介します。 タイトルの通り、溝の中に広がる風景を集めたユニークな写真集です。 幼いころ、小人になって冒険に出る空想に浸ることが好きだった大口さんが、 大人になってその世界観を写真で表現されました。 街中…
本日は、無印良品の35周年を記念して出版された「素手時然」をご紹介します。 本作のタイトルでもあり根幹となる漢字「素」、「手」、「時」、「然」。 それぞれ無印良品が身の回りの世界や「モノ」に望む姿、在り方、さらには無印良品そのものの企業理念を…
本日は写真家テラウチマサトさんの「F 見上げればいつも」をご紹介します。 「初版」(左)と「英語・日本語 併記版」(右)をサンエムカラーで印刷させていただきました。 富士山の世界遺産登録に伴い2012年にパリのユネスコ本部で浮世絵とともに富士山の写…
本日はワコールの支援により設立された、京都服飾文化研究財団KCIが刊行された研究誌、「Fashion Talks... VOL. 1」をご紹介します。 1982年の秋以来、年に2回出されてきたKCIの雑誌「DRESSTUDY」が去年の秋をもってついに終了しました。 そこで今年新しく登…
滋賀県甲賀市の陶芸の森にてアール・ブリュットの展覧会が開かれています。 アール・ブリュットとは、専門的な訓練や教育を受けていないが、 自らの喜びと満足のために芸術に取り組む芸術家の作品を言います。 今回の展覧会は社会福祉法人しがらき会が開催さ…
サンエムカラーで印刷した「おやすみ神たち」が第49回造本装幀コンクールで出版文化産業振興財団賞を受賞しました。 谷川俊太郎さんの詩27篇と川島小鳥さんの写真102点を織り交ぜ、目には映らない「タマシヒ」とその来世での行き先を探求した作品です。 うら…
岩高伸宏さんは、日々私たちを取り巻くビルを写真に撮り、それをさらに紙上で緻密に組み合わせてコラージュ化されるアーティストです。 今回の個展「都市code」の開催場所はカフェ・ギャラリー・書店を兼ねそろえたiTohenです。 コラージュに使う写真の印刷…
本日は美術評論家・平松洋さんの画集『「天使」の名画』(青幻舎)をご紹介します。 表紙は天使の絵とチェリーピンクの箔押しから愛くるしさと神々しさが伝わってきます。 天使は目には見えなくても私たちを守り、救いだしてくれる確かな存在。 そのようにお…
展覧会「等伯のナラティブアート A Narrative Art of Tohaku」につきまして、弊社相談役 松井も参加させていただくトークショーの日程が決定しましたのでお知らせいたします。 是非ともご来場ください。 「等伯のナラティブアート A Narrative Art of Tohaku…
代官山ヒルサイドテラスで開催中の「等伯のナラティブアート A Narrative Art of Tohaku」の配布資料の印刷。 弊社相談役でもある摺師・松井勝美が腕をふるいます。 松井は、現場では誰よりも厳しい親分的存在。 現場にも緊張感が走ります。 印刷機は、今年3…
展覧会「等伯のナラティブアート A Narrative Art of Tohaku」のご案内をさせていただきます。 弊社相談役 松井勝美が特別協力させていただきました。 ――――――――――――――――――――――――――――― 「 等伯のナラティブアート A Narrative Art of Tohaku 」 南禅寺天授庵…
写真家・上田義彦さんの写真集「A Life With Camera」が、羽鳥書店様より発行されました。 35年分の作品を収録、総ページ数586ページの大作で、 タイトル通り上田さんの写真人生の集大成と呼ぶにふさわしい一冊です。 印刷をサンエムカラーが担当させていた…
本日は、「等伯の説話画 南禅寺天授庵の襖絵」(青幻舎)をご紹介します。 南禅寺天授庵に収蔵されている、長谷川等伯晩年の名作といわれる三十二面の襖絵。 「商山四皓図」八面、「松鶴図」八面、「禅機図」十六面から成り、禅宗にゆかりのある主題・説話が…
藍染め作家・福本潮子さんの作品集「藍の青」(赤々舎)をご紹介します。 ひと目でその存在感に惹きつけられる一冊です。 京都市立美術大学西洋画科(現・京都市立芸術大学美術科油画専攻)で学ばれた福本さんは、さまざまな美術動向や技法に触れながら「青」…
写真家の中藤毅彦さんから、嬉しいニュースが届きました。 当社で印刷を手がけさせていただいた写真集『STREET RAMBLER』(ギャラリー・ニエプス刊)が、第24回林忠彦賞を受賞されました! 中藤さん、おめでとうございます!! 林忠彦賞については コチラ 『ST…
2012年に初版が発行され話題となった青幻舎さんの『ENCYCLOPEDIA OF FLOWERS 植物図鑑』。 形も色もさまざまな植物をフラワーアーティスト・東信さんがアレンジし、 写真家・椎木俊介さんが写真に収めた美しい作品集です。 前作から約2年半、 待望の第2弾『E…
写真家・川島小鳥さんが、写真集『明星』(ナナロク社)で第40回木村伊兵衛写真賞を受賞されました! 第40回木村伊兵衛写真賞受賞者発表 優れた成果を上げた新人に贈られる木村伊兵衛賞は、写真界の芥川賞とも言われるとても重要な賞です。 川島さんとともに…
だんだんと温かい日が増え、春めいてきましたね。 本日は、MIHOミュージアムコレクション展 「曽我蕭白 富士三保図屏風と日本美術の愉悦」の書籍のご紹介です。 6月まで開催の同コレクション展は、最近収蔵となった曽我蕭白《富士三保図屏風》を中心に同館の…
本日は、山崎弘義写真集『DIARY 母と庭の肖像』(大隅書店)をご紹介します。 2009年の個展で発表された「DIARY」。 認知症の母親を介護した3年間、衰えゆく母親の姿と季節のうつろう庭の一角を毎日1枚ずつ写真に収めたシリーズです。 写真集として出版するに…
本日は、青幻舎さんの新刊 澤田知子写真集『FACIAL SIGNATURE』のご紹介です。 澤田知子さんは、内面と外面の関係性をテーマに、さまざまな化粧・髪型・服装に身を包んだセルフポートレイトを一貫して制作しておられます。 また、2004年の写真集『ID400』(青…
本日は、光村推古書院より発行の水野克比古写真集『重森三玲の庭園』をご紹介します。 日本庭園を近代芸術に昇華させた作庭家・重森三玲(1896-1975)。 一方で日本の伝統文化に精通しながらモダニズムを貫く独特の作風は「モダン枯山水」とも評され、寺社を中…