アートフェス「KG+」での展覧会「Maniac for Photographers サンエムカラー、印刷のほへと」開催中



株式会社サンエムカラーが主催する、8組の写真家による展覧会「Maniac for Photographers サンエムカラー、印刷のほへと」が始まりました!

本展では、美術書を主に扱う印刷会社サンエムカラーが、これまで手がけた写真家・アーティストの作品に、手を加えて再出力し展示します。たとえば、森山大道氏の作品は、モノクロ1色で刷った作品を使い、サイズを変えてトリプルトーンで再印刷をしました。

タイトルの「Maniac」は、前衛的・実験的な表現を求める写真家やアーティストを対象としています。「サンエムカラーが扱う印刷機は綺麗に刷れる」という実績展ではなく、印刷技術によって写真表現が拡張されることを実感していただけたらと思います。

本展は、京都市内各所で開催される展覧会「KG+」、協賛企業の主催による展覧会「KG+SPECIAL」内で行われます。

出展作家:前端紗季、金サジ、CMTK(森千裕×金氏徹平)、浅田政志、森山大道Roland Hagenberg、麥生田兵吾、Kikoh Matsuura
主催:株式会社 サンエムカラー
ディレクション木村浩(サンエムカラー)、大畑政孝(サンエムカラー)、北原和規 (UMMM)

会期:2023年4月15日(土)〜5月14日(日)11:00〜18:30(休館日:月曜日)
会場:堀川御池ギャラリー2F パブリックスペース
住所:〒604-0052 京都府京都市中京区押油小路町 油小路通御池押油小路町238-1
地下鉄東西線「二条城前」駅2番出口から徒歩3分
http://https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2023/%e3%82%b5%e3%83%b3%e3%82%a8%e3%83%a0%e3%82%ab%e3%83%a9%e3%83%bc/

 

・関連イベント
トークイベント「Maniac for Photographers サンエムカラー、印刷のほへと」

写真が印刷によってどこまで変化するのか——展示に関連したトークイベントでは、展示作品の解説だけでなく、日常的に写真に接している印刷会社の社員ならではの印刷機器、インク、紙、スクリーンなどのマニアックな知識をお伝えします。ディスプレイ内とは違ったアナログならではの写真表現に触れてみませんか? サンエムカラー初となるトークイベントへの出演になります。みなさんと交流できる機会を楽しみにしていますので、ぜひお越しください。

登壇者: 木村浩(サンエムカラー)、大畑政孝(サンエムカラー)、北原和規 (UMMM)
開催日時:2023年4月29日(土)14:00〜15:30
会場:くろちく天正館本店 2階
住所:京都府京都市中京区百足屋町380
参加費:無料(予約不要)
https://kgplus.kyotographie.jp/events/2023/12842/

プロフィール
木村浩:サンエムカラー入社時より写真集や作品集などのアート本の印刷・製本を担当し、写真界の芥川賞と呼ばれる木村伊兵衛賞など受賞作品にも多数携わる。近年はジャンルを問わずアーティストの作品制作を行う社内プロジェクトを立ち上げ、アーティストとともに自社導入機械を使用した作品制作を行う。

大畑政孝:サンエムカラー文化事業部マネージャー。UVプリンタを使ったアート制作、複製画事業。大型スキャナ等を使ったデジタルアーカイブ事業。写真集などのプリンティングディレクター、レタッチャー。印刷機などのカラーマネジメント

北原和規:グラフィックデザイナー。2012年京都にてUMMM設立。書籍デザインの他、様々な美術にて宣伝美術・企画・空間・制作などを担う。KG+アートディレクター。



KG+
京都市内各所で開催される多彩な展覧会。2023年は80以上の展覧会が開催されました。KG+は、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘と支援を目的に、2013年よりスタートした公募型アートフェスティバルで、2023年に11回目を迎えます。京都から新たな才能を世界に送り出すことを目指し、意欲ある参加者を広く募集して展覧会を開催いたします。また、KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭との連携・同時開催を通して、KG+参加アーティストに、国内外のキュレーターやギャラリストとの出会いの場と情報発信の機会を提供します。市内各所で展開される多様な表現が地域と訪れる人々をつなげ、新たな発見や交流がうまれることを期待します。
https://kgplus.kyotographie.jp/


KG+SPECIAL
協賛企業やKG+が主催する展覧会です。活躍しているアーティストがキュレーションや企業サポートを受けることにより、より質の高い展覧会を実現します。企業のメッセージや取り組みなども見てとれる、作品と鑑賞者と社会を繋げる展覧会です。